4大学14法人連携 低学年向け合同キャリア支援PJT「SHINE」2025年度版が開催されました!
2025年08月03日
プロジェクト概要
2025年8月3日から8月7日の5日間に渡って【SHINE】2025年度が開催されました。
本プロジェクトは、「低学年時に自分の将来を考える機会を提供する」多大学合同キャリア教育プロジェクトとして2024年から実施を始め、
今回が2年目の開催となります。
本プロジェクトの目的
①「仕事観」「キャリア観」を醸成すること
多種多様な「働く」に触れる機会と、何に心が響いたのかを相対化する機会を提供し、ひとりひとりがそれぞれの考え方を育む。
②「ソーシャルスキル」を鍛えること
スキルを知っているに留めるのではなく多様な属性の社会人や他大学の学生との対話を通して実行しながら鍛錬する。
③大学内外に、「切磋琢磨できる仲間」を得ること
④参加後の大学の「学びへのモチベーション」を高めること
「自ら主体的に学ぶこと」の重要性を社会人から学び、その気づきを自身の学生生活に活かす。
本プロジェクトの最大の特徴は、いち大学といち企業の取組みではなく、次世代を担う若者が育つ機会を創ることに想いのある複数大学、複数企業、複数行政で実行するプロジェクトであることです。
初年度は3大学10法人で実施。2年目の今年度は昨年から継続の早稲田大学・明治大学の2校に、上智大学・東京理科大学の2校が新たに加わり、4大学36名の大学1,2年生が参加。企業・行政側も14法人にご参画頂きました。
5日間のプロジェクトでは、事前にオンラインでキックオフを実施してスタート。初日はこれから5日間を共にする6チームに分かれてチームビルディングの時間を設け、関係性を紡ぎました。2-4日目には、企業・行政への訪問と、個人・グループワークを繰り返し、訪問の中で得た情報や学びから、改めて自分たちにとって、働くことや、仕事に対する考え方を言語化しました。
最終日には、参画いただたいた企業・行政の管理職以上の方に向け、
学生自身が考える「働くとは何か?」をテーマに、プレゼンテーション形式で発表を行いました。
DAY2-DAY4:訪問の様子
企業・行政への訪問は、オンラインコンテンツも多くなっている中、現地現物で感じる身体的経験を重視し、「企業・行政が」大学に出向いて「学生に会いに来る」ではなく、「学生が」企業・行政を訪問し「社会人に会いに行く」オープンカンパニー型の訪問形式で実施しました。
訪問先では、社員対話型・ケーススタディ&グループワーク型・現場見学型などを組み合わせたコンテンツを用意いただきました。
企業・行政への訪問は全員参加型ではなく、チームから数名が参加する特派員型で実施。自分が見聞きしたこと、感じたことをチームに持ち帰る責任感を醸成することで、取り組み姿勢もより主体性が増したように感じました。
DAY5:最終プレゼン「私にとって、働くとは何か?」
SHINE最終日には、チームごとに、プロジェクト参加前後で働くことに関する認識の変化や、各々の働く意義について、参画企業・行政の社会人を前にプレゼンテーションを実施しました。
SHINE参加前には、学生の多くが、仕事に対して「失敗ができない、苦しく、義務感でしかない」とネガティブに捉えていた様子でした。参加後は「自分を成長させ、責任はやりがいに出会わせてくれること」「社会や誰かのために熱くなれること」
など、様々なポジティブな面をそれぞれの言葉で言語化していました。
ある学生は「誰かと同じではなくてよい、自分自身の考えを模索していく一歩にする」と、今後への決意を話してくれました。
学生のプレゼンを聞いていただいた社会人の皆さまからもコメントを頂き、学生たちの気づきや学びを深める機会となりました。
最後に
DAY5の最後は、今後の学生生活に向けての宣言をしました。
誰かの言葉ではなく、自分の言葉として、ひとりひとりが宣言している姿はまさに「SHINE(輝いている)」でした
弊社団では、今後も大学、企業、行政など様々な団体が協力し合う活動で若者が育つ活動を広げていきたいと思います!