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世代を超えて共に未来を考える多世代型ワークショップ:MIRA-GE(ミラッジ)第10回が開催されました!

2025年05月25日

プロジェクト概要

2025年5月25日に【MIRA-GE(ミラッジ)】第10回が株式会社日本経済新聞社(大阪本社)にて開催されました。

本イベントは“未来と現実をつなぐ”をコンセプトに、「MIRAI(未来)」と「BRIDGE(橋)」を組み合わせて名付けられた、多世代型ワークショップです。少子高齢化が進む日本において、未来を担う若者には、自らの意見を持って社会課題に向き合い立場や世代が異なる人々と共創する力が求められています。こうした力を育むために、2024年から全国で「MIRA-GE」を展開し、今回が10回目の開催となります。

最大の特徴は、若者(主に中学生・高校生・大学生)と社会人が同じテーブルで膝を突き合わせて語り合い、世代を超えて「ありたい未来」について議論することです。参加者全員が多様な価値観に触れ、自分の意見を磨く機会となる新しい形式のワークショップであることから参加者満足度の高いイベントとなっています。

今回のワークショップには大阪・兵庫・奈良の公立高校の生徒、関東・関西の大学に通う大学生、社会人も若手社員からベテラン社員、民間企業にお勤めの方から、地方教育行政担当者、学校の先生など、極めて幅広い年代・属性の方々にお集まりいただき、合計50名が参加しました。

当日は、参加者は様々な年代、属性によって構成された数名のグループに分かれ、ワークショップを実施しました。

議論テーマ①:2050年の未来を考える

参加者は自己紹介を終えたのち、自分が向き合いたい「社会」を考え、その2050年未来を想像した時、「もっともポジティブな未来と、もっともネガティブな未来は、どのようなものだろうか?」というワークに取り組みました。「社会」の定義は、ひとそれぞれでよいものの、「地域」「学校」「企業」という抽象名詞では具体的なイメージがわかず思考停止に陥るリスクがあるため、「〇〇市」や「〇〇校」といった具体的なイメージを持って「個別」に考えを膨らましていきました。

プレゼン:未来の技術を知る

未来を想像する上では、現状の技術を基点に考えてしまうと、思考の枠が「今」に引っ張られてしまい、現在の延長線上でしか考えられなくなってしまいます。企業の最前線で研究される最新技術や、未来の展望に触れることが、更に創造の幅を広げる一助になると考え、「未来の技術を知る」という技術提供のプレゼンを法人・企業に担当頂いております。今回は、株式会社日本経済新聞社よりプレゼンいただきました。

大阪・関西万博で展示・活用された最新技(自律走行するゴミ箱ロボットや、移動式オフィス、宙に浮く靴などの未来社会の技術)についてのお話しがあり、参加者は熱心にメモを取りながら聞きいっていました。

議論テーマ②:ポジティブな未来の実現を、共に考える

プレゼンで提供された「未来の技術」を参考に参加者たちは改めてポジティブな未来のストーリーを考えました。
互いにその未来を共有しあったのち、チームで一つ「実現したい未来」を設定し、問題となることや、その打開のためのアクションについて議論しました。世代や立場関係なく、互いを尊重しながら活発に意見を出しあう、MIRA-GEならではの様子がみられました。
チーム内で一通りのストーリーを完成させたのち、高校生だけをテーブルに残し大学生・社会人は自チーム以外のテーブルに移動。テーブルにやってきた大学生・社会人に対し、高校生が自分たちのチームで話し合った内容を発表しました。

「共創社会を形成するうえで、このままでは実現しえない要素はなにか。」「このアイディアの実現の最大の課題は資金ではなく、人でないのか。」など、問題の本質に対して思考を促す質問が飛び交っていました。

最後に

参加した高校生からは「志高い高校生や大学生、社会人の方々と議論するなかで、世界全体を考えるためにも、まずは身近で小さな人間関係から考えていこうと思えた」という気づきや、「いろいろな技術があることを知れてワクワクしたと同時に、その技術を未来につなげていくのは自分たちだと感じた」という決意の声も聞かれました。

今後も、弊社団では、世代を超えて社会人も学生も共に未来を創っていく活動を広げていきたいと思います!

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