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世代を超えて共に未来を考える多世代型ワークショップ:MIRA-GE(ミラッジ)第11回が開催されました!

2025年06月08日

プロジェクト概要

2025年6月8日に【MIRA-GE(ミラッジ)】第11回が東京都立日比谷高等学校にて開催されました。

本イベントは“未来と現実をつなぐ”をコンセプトに、「MIRAI(未来)」と「BRIDGE(橋)」を組み合わせて名付けられた、多世代型ワークショップです。少子高齢化が進む日本において、未来を担う若者には、自らの意見を持って社会課題に向き合い立場や世代が異なる人々と共創する力が求められています。こうした力を育むために、2024年から全国で「MIRA-GE」を展開し、今回が11回目の開催となります。

最大の特徴は、若者(主に中学生・高校生・大学生)と社会人が同じテーブルで膝を突き合わせて語り合い、世代を超えて「ありたい未来」について議論することです。参加者全員が多様な価値観に触れ、自分の意見を磨く機会となる新しい形式のワークショップであることから参加者満足度の高いイベントとなっています。

今回のワークショップには東京、長崎、大阪の公立高校の生徒だけでなく、民間企業にお勤めの方から、大学教授、経済産業省の職員、学校の先生などの社会人(若手からベテランまで)、そして大学生と極めて幅広い年代・属性の方々にお集まりいただき、合計80名が参加しました。

当日は、参加者は様々な年代、属性によって構成された数名のグループに分かれ、ワークショップを実施しました。

議論テーマ①:2050年の未来を考える

参加者は自己紹介を終えたのち、自分が向き合いたい「社会」を考え、その2050年未来を想像した時、「もっともポジティブな未来と、もっともネガティブな未来は、どのようなものだろうか?」というワークに取り組みました。それぞれが自分の考えを伝えよう、また相手の考えをくみ取ろうとする姿勢や共感する姿勢が印象的でした。

プレゼン:未来の技術を知る

未来を想像する上では、現状の技術を基点に考えてしまうと、思考の枠が「今」に引っ張られてしまい、現在の延長線上でしか考えられなくなってしまいます。企業の最前線で研究される最新技術や、未来の展望に触れることが、更に創造の幅を広げる一助になると考え、「未来の技術を知る」という技術提供のプレゼンを法人・企業に担当頂いております。今回は、大日本印刷株式会社よりプレゼンいただきました。

未来創造プラットフォームとして大日本印刷株式会社が考える「2050年の技術」というテーマでのお話しがあり、参加者は熱心にメモを取りながら聞きいっていました。

議論テーマ②:ポジティブな未来の実現を、共に考える

プレゼンで提供された「未来の技術」を参考に参加者たちは改めてポジティブな未来のストーリーを考えました。
互いに、未来技術を用いて進化する未来を共有しあったのち、チームで一つ「実現したい社会の未来」を設定し、問題となることや、その打開のためのアクションについて議論しました。世代や立場関係なく、意見を出しあうのはMIRA-GEならではですが、今回は未来の技術を介護や障碍者支援に活用してみるアイデアや、明日からでも自分ができるアクションについて議論されていました。

チーム内で一通りのストーリーを完成させたのち、高校生だけをテーブルに残し大学生・社会人は自チーム以外のテーブルに移動。テーブルにやってきた大学生・社会人に対し、高校生が自分たちのチームで話し合った内容を発表しました。

最後に

振り返りを行った際には、関西から参加した高校生から「地域が違うだけでも話し方や習慣も違い、その違いを共有して楽しむことができた」という声や、社会人からは「高校生の発言に刺激をもらった」という声が聞かれました。

今後も、弊社団では、世代を超えて社会人も学生も共に未来を創っていく活動を広げていきたいと思います!

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